女性の一人旅におすすめの出雲大社

旅行の中でも、一人旅の良いところは、どこに行くのも、何をするのも自由で気ままなだということだ。
また、一人旅は自分と向き合う時間を作れるので、今まで気づかなかった自分の内面を改めて確認できる機会にもなる。
こうしたことから、最近は女性一人での旅行が注目されるようになっているようだ。

女性の一人旅におすすめのスポットは全国にたくさんあるが、ここでは私の好きな島根県の出雲大社を取り上げてみよう。
出雲大社は縁結びの神様として知られている場所で、神楽殿にある大しめ縄には圧巻される。
この大しめ縄は6~7年に一度掛け変えられるようになっているそうだ。
それから、国宝に指定されている本殿は、葺き替えられた檜皮の大屋根が見どころになっている。
使用された檜皮は、約1メートル20センチのものが64万枚もあり、総重量は40トンにも及ぶというから驚きだ。
銅板は明治時代に行われた遷宮時に用いられた技法を採用しており、このような技術を継承することも、遷宮の役割の1つだといわれている。

ちなみに、出雲大社への参拝は、宇迦橋にある高さ23メートルの大鳥居からスタートする。
一の鳥居から二の鳥居まで続く神門通りには、土産物や甘味の店が並んでおり、一人旅でもまったく飽きない。
しかも、四の鳥居をくぐると拝殿ががあり、その奥に御本殿が建っているため、一人静かに願い事を唱えてみるのに最適だ。
そして、大しめ縄がかかる神楽殿を見て、日本海方面へ歩くと出雲阿国の墓がある。
さらに、そこを歩いて行けば、旧暦10月の神在月に全国八百万の神々を迎える浜の稲佐の浜に行き着くことができ、旅のいい思い出になる。